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2008年7月22日 (火)

ハーブについて

今回の記事はハーブについて。
今回の記事は難しいことだらけです(しかも文字だけ・・汗)めんどくさい人はとばしてくださ~い。


以前「石けんについて考える」の記事を書いてからず~っとあたためていました(笑)なんせ難しいし、調べても調べてもきりがない。チョコチョコと書き留めておいたものをやっと今回アップすることにしました。
でも私は素人のため、何かおかしい、間違ったことを書いているかもしれません・・(汗)その際はご指摘をお願いします。

今回はハーブの抽出方法などについてまとめてみたいと思います。
まず、ハーブの抽出方法はよく使う方法として大きく5つに分けられます。

①チンキ ②温浸油 ③冷浸油 ④浸出液 ⑤煎じ液

石けん作りとして、よく使用するのは①~④でしょうか。なので今回は①~④について書きます。

当たり前のことかもしれませんが、ハーブ抽出液(油)を作るということは、ハーブに含まれる有効成分を抽出するということです。そしてそれぞれ漬け込む材料や方法によって抽出される有効成分が異なります。例えば

①チンキ→水溶性・脂溶性の成分両方 ②③温・冷浸油→脂溶性の成分 ④浸出液→水溶性の成分

あたりがよく使われる抽出方法でしょうか。ハーブと一概に言ってもいろいろな成分が含まれていて、水溶性の有効成分もあり、脂溶性の有効成分もあります。だからハーブによって抽出方法を変えるのではなくて、そのハーブに含まれるどの有効成分を抽出したいかによって抽出方法を変えなければいけないわけです。例えばハーブに含まれる精油成分を抽出したい時はティーとかでは抽出できていない・・ということになりますよね。恥ずかしながらこの辺をちょっと誤解していました。私。今回は精油ではなくハーブに含まれる成分について考えたいと思います。


例えば「エルダーフラワー」。このハーブの主要な有効成分は
・フラボノイド配糖体(ルチン、クエルシトリン)
・フェノール酸(クロロゲン酸)
・粘液質
・ミネラル
・精油

といったところです。まず簡単なところから。

私などよく使う方法ですが、インフューズドオイル。これは脂溶性の成分、主に精油成分を抽出するのに向いているのではないでしょうか。そしてインフューズドでも温浸・冷浸に分けられます。あるサイトを参考にしたところ、それぞれに適したハーブがあるそうです。

温浸→比較的固い素材を使うとき。またはよく精油として売られているハーブ。(ラベンダー、カモミール、ローズマリー、ジュニパーなど)
冷浸→比較的柔らかい素材を使うとき。または精油に聞き覚えがない時。(カレンデュラ セントジョーンズワート ネトルなど)

これは熱に強いか弱いかの区別でしょうか。そういえばカレンデュラオイル、セントジョーンズワートオイルなどは市販でも販売されていますね。この考えでいけば、上記のエルダーフラワーをインフューズドする時は冷浸法のほうがよさそうです。

しかしハーブには精油に含まれる有効成分とそれ以外の有効成分があります。精油成分以外の成分もできれば抽出したいじゃありませんか。だったらチンキで水溶性も脂溶性も・・というのが一番手っ取り早いし、且つ有効だと思います。でも!アルコールで抽出すると石けんにはいいことばかりじゃありませんよね。トレースが早くなりすぎたり、思うような色がでなかったり(というか茶色ばっかり・・)。致命的なこととして私はアルコール入りの石けんがあまり得意じゃないのです。日本酒は大丈夫ですが、それ以外はどうもあんまり。。なのでどうにか他の方法がないかと考えています。

ほとんどの植物に多く含まれるポリフェノール。その種類は5,000種類以上といわれているそうです。エルダーフラワーに含まれるフラボノイド配糖体、フェノール酸もポリフェノールの一種です。ほとんどの植物に含まれていて、多くは水溶性で抗酸化作用が特徴的でしょうか。ほとんどが水溶性ということですが、一部脂溶性が含まれるそうです。

ポリフェノールを大まかにわけると、
①フラボノイド系
②クロロゲン酸系(コーヒーの苦味成分など)
③エラグ酸系(美白成分)
④クマリン系(桜餅の香り、柑橘系に多く含まれる)
⑤クルクミン系(ウコンに含まれる)
⑥リグナン系(ごまのセサミンなど)

中でも種類が多いのが、①のフラボノイド。フラボン、イソフラボン、フラボノール、フラバノン、フラバノール、アントシアニンなどにわかれます。
エルダーフラワーに含まれる「ルチン」はフラボノイドの一種で大まかに言うと


ポリフェノール>フラボノイド>フラバノール>ルチン

となるわけです。(実際ルチンは配糖体とよばれる化合物ですが・・あまりいうとわからなくなるので・・)
②~⑥についても下位分類があるのですが多すぎるので今回は省略。

ポリフェノールなら全部水溶性にしようよ!という感じなんですが、例えばごまに含まれるリグナン系のセサミンは脂溶性。(まあごま油があるからかな。。)クルクミンは脂溶性。エラグ酸は水溶性。天然のルチンは水に溶けず、アルコールに溶ける(そのため添加物の水溶性ルチンが加えられていることが多いそうでうすが・・どっちだ!)

疲れましたね。。。ここまで読んでくださった方ご苦労様です。

まあここまで考えて抽出する必要はないと思うのですが、最低限の水溶性、脂溶性というのを理解していればなあと思います。やっぱり私はオイルにつけることが多いうと思うので、できるだけ精油成分が多く含まれるもの、ポリフェノールの中でも脂溶性の成分が多いものというのを選択していきたいと思います。(そんなのわかるだろうか。。。)

ポリフェノール以外の成分もありますが、どうやらこれは一つずつ調べていくしかなさそうです。ただ自分が抽出したい成分(取り入れたい効能のときなど)であるときはきちんと調べた方がよさそうですが、含まれる成分の割合が低い場合や、特別に抽出しなくてもいい時はそんなに気にしなくていいのかなと思います。(実際全部気にしていたら大変ですが・・)

あとはポリフェノールではありませんが、脂溶性として有名なものはカロチノイドやビタミンEなどがありますよね。食物として紹介されているときは、「油と一緒にとると有効」という一言があると脂溶性である可能性が高いんじゃないかと判断しています。

ここまで書いて気がつきましたが、やはり脂溶性のものはもうすでに、「○○オイル」として販売しているものが多いですね。前に書いたカレンデュラオイルやごま油、レッドパームオイル(カロチノイド)などなど。ちなみに、ネトルにはベータカロチンが含まれています。だから冷抽出法でも脂溶性の成分が抽出されるわけですね。

あと石けんにするときに考えるのはイメージです。
どうしても使いたいハーブがあるのなら、効能云々よりもそれにまつわるエピソードなどを大切にして作っていきたいと思います。まあ、本当にどこまで効能が残るか・・というのも不安な話ですし^^;
やたらめったらになんでもインフューズド!という前に一度じっくり調べてみたかったので今回はいい機会でした。いろんなことを踏まえた上で石けんの材料として何を使っていくか厳選していきたいです。

最後まで読んでくださった方・・ありがとうございました。
でもこれはあくまで、私が独自で調べただけですので、気になる方はきちんと調べてくださいね。
あ~やっと肩の荷が下りた気分です。疲れた!たぶんもうしない。。。です(笑)

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